借金問題を解決する前に、調べておいたほうがいいのが過払い金です。
借金を返せなくなってしまったのは、利息が高いからということも考えられます。
過払い金とは・・・?
過払い金とは簡単に説明しますと、債務者(あなたが)が消費者金融等の貸金業者(キャッシングをした会社)に返済し過ぎたお金のことをいうのです。
本来、利息制限法という国の法律によって利息は15~20%以下に抑えなければならないのですが、年利20%以上を超える利息で8年以上の返済を続けている方は、すでに利息の払い過ぎによる過払い金が発生している可能性があります。
債務者(あなたが)が消費者金融等の貸金業者(キャッシングをした会社)から利息制限法(15~18%)を超える利息(年利20%以上)で借入をしている場合に、利息制限法に基づき、引き直し計算した結果算出される通常であればあなたが支払う必要が全くないお金のことを過払い金といい、過払い金返還請求をすることが出来るのです。
民法上、利息制限法を超過する部分は無効となります。
このオーバーした金額を元本として充当させることにより過払いが発生し、消費者金融等の貸金業者に過払い金返還を請求することができます。
過払い金を貸金業者(キャッシングをした会社)に請求するというのは、あなたがいままで高い利息を真正面に支払ってきた方の権利です。
利息21%以上で、消費者金融等の貸金業者(キャッシングをした会社)から借りていたと思う方は、早めの確認をおすすめします。
なぜかというと、過払い金の返還請求できるのは、原則、取引終了から10年までです。
大手消費者金融が上限金利を下げたのいつごろ?
大手消費者金融が上限金利を下げたのが、おおむね平成19年の中頃です。
大手消費者金融
- アコム 2007年(平成19年) 6月18日~ 18%に引き下げ
- アイフル 2007年(平成19年) 8月 1日~ 20%に引き下げ
- プロミス 2007年(平成19年) 12月19日~ 17.8%に引き下げ
- レイク 2007年(平成19年) 12月 2日~ 18%に引き下げ
クレジットカード会社
- VISA
- OMC
- クレディセゾン
- DC
- イオン
- セゾン
- ライフ
上記の会社などで取引されている方、もしくは取引されていた方過払い金の発生する可能性があります。
いま一度、確認してみてください。
※但し、取引形態により発生しない場合もありますので注意してください。
過払い金の時効はいつまで?
過払い金返還請求できるのは、原則、取引終了してから10年間となります。
現在取引がある場合、もしくは、10年の内に全額返済を行った人。
もしくは、それ以前の取引が10年を経過している場合。
貸金業者はこれまでの取引は無効と主張してきますが…
基本契約を解約していないなどの事由がある場合、いままでのすべての取引を合算して請求することができるので、発生する過払い金が大きくなります。
※但し、武富士のように貸金業者自体が倒産すると、過払い金があったとしても請求はできなくなります。